NYCでの「Roman & Williams Guild」家具屋訪問について(その1)

昨年(2019年10月)になりますが、初めてニューヨークへ旅行に行きました。

最終日前日の1日だけは個人行動の時間があり、ニューヨークの家具屋・石屋巡りをざっと見て廻ってきました。日本に進出している家具屋も多くあったのですが、まだ日本に実店舗がない「Roman & Williams Guild」を見てまいりました。

実は、以前のリフォームのプロジェクトで「Roman & Williams Guild」の家具を何点かレイアウトすることがあり、イタリアのラグジュアリー家具とは異なる独特なデザイン(インダストリーでブルックリンな感じ)に興味を持っていました。

Roman & Williams(ローマン アンド ウィリアムズ)は、建築・インテリアのデザインを手がけるニューヨークを拠点とするデザインスタジオです。そのデザインスタジオが手掛ける家具・インテリア雑貨を取り扱うのが「Roman & Williams Guild」です。
彼らは建築・インテリアを手掛ける前は、ハリウッド映画の美術をしており、ベン・スティラーの「ズーランダー」(大好きな映画だったり)の美術も担当しています。

ソーホーとチャイナタウンのはざまに位置する「Roman & Williams Guild」
ネイビー色をベースに、コリント式円柱の付け柱、扉が外観のデザインとなっています。

内部には家具・照明・ラグやインテリア雑貨などがレイアウトされています。天井が高くとても良い雰囲気です。

天井のデッキプレート・現しの配管を同じオフホワイトに塗装し、下がり壁と低い天井部分は外観と同じのネイビー色とし空間を切り替えています。天井が高い部分は「白」とすることで空間を広く感じさせています。天井が低い部分は「ネイビー色」とすることで天井が高い部分とコントラストをつけ、落ち着いた雰囲気になっています。

地下へ行くと雑貨・書籍などのセレクションがありました。アートや彫刻なども購入できます。

1階に戻り、家具・インテリア雑貨スペースの奥へ行くと、レストランが併設されています。アーチの先がレストランスペースです。とても混んでいたので、もし行かれる際は予約が必要だと思います。

数々のインテリアデザインを行っているRoman & Williams(ローマン アンド ウィリアムズ)だけに、バーコーナーのデザインは秀逸ですね。カウンタートップの仕上げは、高級大理石のサンローラン(黒地に直線的な白、オレンジのラインが入る石)を使用しています。デザインコードである「ネイビー色」の家具面材との相性も良く、カッコよいです!

次回は、「Roman & Williams Guild」でスタッフの方とお話ししたこと、家具の仕上げ材のサンプル材、お土産で買ったお皿の話しなどのブログ記事となります。その2へ続く。


Roman & Williams Guild
FIFTY THREE HOWARD ST.NEW YORK, NY
(212) 852-9099
inquiries@rwguild.com